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2009年11月22日日曜日

山考 - 広葉樹の森とものづくり -




先日、人工林についていろいろと書いたように俺は人工林を愛してる。

その理由は以下のような感じ。

・きちんと手を入れられた人工林には天然林や広葉樹の二次林とはまた違った美しさがある。

・天然林よりも二酸化炭素をず~っと多く吸収する。
(というより極相林はCO2の収支がとんとんになるから二酸化炭素は減らないのです)

・持続可能な資源として利用できる。

・農村の文化を農民が担ってきたように、山村の文化は林業家が担ってきた。
(もちろん、林業家だけではないけれど。)


管理不足になった森を見て「人工林は貧弱だ」とか「環境に良くない」とか言う人。
CO2の問題を声高に叫びながらも人工林に目を向けない人。
地球に優しいとか言いながら国内の木を使わない人。
そして何より、人工林が要らないということは山村文化が無くなってもいいということなんだ。


そんなこんなで、俺は人工林が好き。
もっと多くの人に気づいてもらいたいと思っているわけです。


そんななか、先日、“広葉樹の間伐材でものづくり”というプログラムに参加してきました。

どの木を伐り、どの木を残すのか?

どの木が市場価値が高くて、低いのか?

どの木が家具材として利用価値が高いのか、低いのか?

ミズナラ、ホウノキ、ミズメ、カエデ、ハンノキ、シナノキ、サクラ、センノキ・・・

広葉樹の研究者、ものづくりの専門家、地元の木こり、若手の組合員。。

さまざまな立場からさまざまな木を相手に山を見ていく作業がめちゃくちゃ楽しかった。

50年後、100年後に山がどうなってるの?

そんなことに思いを馳せられるこの仕事はやっぱり楽しい。

そして、そのバリエーションが多いぶん、やっぱり広葉樹はおもしろい!!

おもしろい。けど、不安もある。

だって、広葉樹を育てる技術は未知の領域だから。

木を伐るときも、やっぱり少し心苦しいのです。

広葉樹を持続可能的に利用するにはコスト的に非常に難しいわけです。



翌日は伐採した木をロクロでまわしておわんを作ります。

このプログラムはすばらしい。

人工林でもできないかなぁ~。




この木を伐るとあっちの木が~
あっちの木を伐るとこっちの木が~
山の価値を高めるにはどうすればいいかをいろいろの立場の
人間が意見をぶつける。最高に面白い。
まぁ、山からすれば何もしないで欲しいのかもしれないけれどね。




廃校を利用した工房。
人力ロクロや電動ロクロで伐採してきた木で思い思いの
かたちを作り上げ、ものづくりと山をつなげていくのです。

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