
飛騨からの帰り道。
見ごろの紅葉を見ながら、ちらほらと皆伐の跡を見かけました。
皆伐したての場所もあったので、なんとも言えないけれど、
たいていの皆伐跡地には再造林されているのが確認できました。
再造林とは要するに木を伐った後に新たに植林をすることです。
人が一度でも手を入れた山。つまり人工林は最後まで人が手を入れなければならない。
天然林と違って誰かが伐採してあげないと、森は共倒れを起こして崩壊してしまう。
伐採後も放っておけば元の自然林にもどるかどうかなんて誰にもわからない。
だから皆伐後に「もう、木材生産なんてしない!」と言っても再造林はしなければならないのだ。
(必ずしもスギ、ヒノキといった単一の針葉樹の森である必要はない)
これは法律にも定められていることだけど、罰則規定が無いために皆伐後に放置される森が増えているのが日本の森の実情です。
確かに、皆伐跡地は見た目には良くないと思う。
紅葉で美しく輝く季節だったのでなおさらその痛々しさが目に映りました。
それは誰しもが抱く自然な感情だと思う。
だけど、だ。
木を植えたら伐る。
自分で使う木を自分の国でまかなう。
山を利用しながら、健全に保つ。
そのためには皆伐も必要なわけです。
いま日本の木のほとんどが伐期を迎えています。
なので、今後はさらに皆伐風景が多く見られることでしょう。
そんな時に、単純に「木を伐るなんて環境破壊だ~」と思わないでください。
環境を破壊しなければ生きていけない存在を受け入れて、持続可能な利用の方法を考えてみて欲しいのです。
その時に皆伐の光景をどう捕らえるか。
それは人それぞれなんですけどね。。
自分も勉強中です。
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