
このブログにも何度か登場しているすごいおじさんたちのさらなるすごいところを見てしまいました。
そのおじさんたちは俺の学校のある美濃市の曽代という地域の方々だ。
そんなお父さんの一人がこんな会を立ち上げた。
「曽代イネづくりの会」
その活動の第一弾として学校の近くにある元休耕田を提供していただきみんなで田植え。
田植えだけなら各地で体験できるけど今回はアゼ作りからやらせてもらう。
その田んぼがまたきれ~いなところにあるんです。
みんなで汗を流した後に曽代のお母さんたちが料理を振舞ってくれる。
これだけしてくれて参加費は無料。
個人的にはいくら都会の人が自然とのふれあいを求めているからと言って
労働力をお金を払って提供する(=参加費を払って田植えをする等)ことはあってはならないと思っている。
その時点で労働は労働でなくなり田植えは遊びになり、真の体験にはならない。
また、提供する側も労働者がお客になった時点でそれは百姓でなくなるからだ。
お昼ごはんを食べながらそのお父さんは照れくさそうに語りだす。
「人間もイネも土から育つ。だから土を大切にすることは人を育てることだと思う。」
「人生は何を成し遂げたかではなくいかに生きるかだと気づいた。
そうなってからは肩の荷が降りた気がする。でも、わしがあんたらくらいの頃は死ぬ気で働いとったぞ。」
「わしらにできることがあるなら何でもしてあげるから何でも言ってみなよ」
俺は心底そのお父さんたちに惚れた。
人生の大半を土に費やし、泥にもまみれながら生き抜いた人生で学んだことを
自らの体験から若い人たちに伝えていく。
60歳をすぎたからこそできること。
若い者たちの前で何一つ臆することなく生きること。
何一つ恥じることなく人生を歩んできた証拠だ。
どんなに自然科学や農業、林業の知識を持っていても、
どんなにインタープリターとしての技術・知識を持っていても、
どんなに環境教育の技術・知識を持っていても彼らの一言にはかなわない。
そして、若いうちには若いうちに成すべきことがあるのだ。
俺がやりたいことを成し遂げるのにやるべきことは汗を流し、泥にまみれることだ。

一本一本大事に大事に・・・
お父さん手作りの教科書。実際泣ける内容です。
お母さんたちが用意してくださった朴葉寿司。おいしかった~。
0 件のコメント:
コメントを投稿